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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

Why ESS?2020.09.30

なんで「しゃべれ・そう」なのか。
Because that’s the most important point.

前から「しゃべれる」ってなんやねん、とか
しゃべれんでええやん、とかは思っていて
そういうことも発信したいのですが
なんと言ったら良いのか、
まとまりが悪くてまだゴソゴソしています

もちろん「しゃべれたらいいな」という気持ちはわかります、one hundred percent.
それにとてもいい動機だと思うのです。

が、ESSはそこが目標・目的じゃないねんな〜
という感じでしょうか。
それはあくまで後からついてくるおまけ。

ってまあ、皆さんもうそんなこと百も承知なんかな、はは。

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めっちゃ秋ですやん、気持ちいいな〜

No more than just a coincidence2020.09.22

今日のことは記しておくとのちにおもしろいかも、と読んだので
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朝からゆみやんのインスタグラムで厭離庵という場所の山中美有紀さんの写真展「もの」のことを知って、無性に行きたく思いました。失礼ながら写真自体に惹かれて、というよりはその場所や空気感を味わいたくてという気持ちが一番大きかったように思います。もちろん作品が気になったのもありますが、山中さんの略歴(奈良の方というのも、一押し)やことば、住職さんのお茶席、Stardustかなさんのお茶菓子、まみさんの演奏など理由はあげれば色々あります。

展示期間は今日まで、場所も嵐山のさらに奥、ということで最初は一瞬諦めました。今日は家で仕事のち軽く食べて別の展示をのぞいてレッスンへ行くのだ、という段取りによる逡巡があって、今から準備して出れば小一時間ほど滞在できると分かって、「別の展示」は諦め(会期はまだある)、お昼を抜く覚悟で(覚悟!)飛び出しました。

初めての場所、とっても美しい空間で1対1のお茶席は緊張したものの、住職さんのお話や山中さんの親しみのある物腰で少し和らぎました。お茶室も展示会場も忘れたくない静けさ、景色、音や風でした。安心感。

山中さんの展示に寄せた言葉の中で、特に気になった部分。
「〜ある人は言った。正しいものが正しい場所に配置される時、その形は万物を表すと。でもそんなものは無かった。それらは偶然にできた仮初めの形でしかない。形を形と在らしめるのは、人の意思。

この世界は空っぽ。その中を満たすは響きあう無限の音。
そして全ては走馬灯のように過ぎ去っていく、詩(うた)。」

理由やきっかけはそこここにたくさんあるけど、行っても行かなくてもいい(どちらの選択も間違いではない)のだけど、そこへ行った、そこにいたということ。

わたしは一体何をしているのかしら、何がしたいのかしらと思うこと
動いていたいこと、静かにしていたいこと
響きあいのこと、を改めて。

In the end, I feel grateful for everything that brought me to the place I didn’t know until this morning.

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Hello Hitachi, Ibaraki2020.09.20

日立。O’keffeeさんと三春さんのあるところ。東京からさらに向こう…遠いな…と思っていましたが、この夏、山の方や川の方へ行って、ただただ眺める心地よさから、日立に行って海のそばで…いうイメージから固まっていきました。地図上で駅から海の近さをみて、O’keffee・三春とこの海だけで十分では…!という気持ちで。いくつか候補日があったので「なんとか晴れの日に!」とギリギリまで粘る。

(どの道東京で乗り換えるなら、2月に東京に行った時に気になっていた「ピーター・ドイグ展」も行けるじゃないかと立ち寄りました。あのぼんやりキラキラ眺められる感じは、とっても良い。作家さん本人も楽しそうな気がしました。東京なんてしばらく行けないなあと思っていたのに、なんのこっちゃない)

さて期待は裏切られず、着いた瞬間に日立駅から広がる海!
ちょっと想定外だったのは、なかなか見ることのない広い水平線に興奮しすぎて、気持ちがぼんやり凪ぐのに時間がかかること… これがアメリカの方まで広がっておるんやなあ、とか、ただただ「海」という存在に圧倒されてしまいました。畏れと安心がすごく身近にあって。一番思ったのは、これが日々見えるところで生活したり、育ってきたりしたら何かが全然ちがうのでは、ということ。時々遊びに行く海じゃなくて、毎日そばにある海。

念願のオキーフさんも、外から見る佇まいからもうかっこいい…内装も白くてスッキリした中に作品やいい本がたくさんあって幸福の空間でした。井上さんとも久々に、奥さんとは初めてお会いできて、お話できたのも大変うれしい。落ち着きなかっただろうな、わたし…。

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あふれ出るフォンダンショコラ。飲み物のようにあっという間になくなったので、大好きなキャロットケーキも食べる(食い意地)

海辺への道を教えてもらって、ぶらぶら。この日は割と風が強く、波もザンザカ言っていました。荒涼とした気分…そのまま街側へ。特に目当てがあったわけではないので、適当に歩いて、街の作りを観察する。やっぱりまたどの街とも違う感じがする。日立から何処かへ帰宅する人も結構いたな〜。

この日は結局ケーキでお腹いっぱいだったので(照)、もしお腹空いたら…ぐらいで野菜スティックやらおにぎりやらを買って帰りました。最近旅に出てても、夕飯を外で食べることは少ない。昼間もりもり活動して、食べたいものを買って宿でゆっくり過ごすのが好きです。

井上夫妻に「ほんとに何もないから…」と言われつつ頂いたお店マップ。眺めてると気になる和菓子屋さんがちらほら、お土産になりそうなお菓子も見つけたので翌朝のお楽しみに。

天気予報では、曇りや雨の予報だったので、朝日は期待していなかったけど、目が覚めてみると(もう少し寝るつもりが5時台に)結構晴れていました。適当に身支度して朝の海を見に行く。駅の売店に茨城土産が結構あって小躍り。
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もう少し早かったら日の出が見られたなあ〜

昨日買ったものを軽く食べて、翻訳のお仕事。電車での移動中にもう少しするつもりが、酔いそうになったので致し方なくだったのですが、なんだかこれが良かった。きりの良いところまで集中して、お店が開きだす頃に小一時間ほど街中散歩。チェックアウトが11時だったおかげでもあります。こんなふうに仕事しつつ、知らない街をブラブラするのいいなあ…と実感。駅前にプラネタリウムがあったり。大通り・商店街・住宅街、道の幅とか緑の量とか徒歩圏内で行ける感覚とか、歩きながら感じるのが楽しい。「絶対訪れる場所」は1つ2つの目的地が良さそうです。

チェックアウト後、駅周辺でお土産(というか自分が食べてみたい気になるもの)を買って、三春さんへ。ランチ〜デザート〜お見送りまで、えりこさんがタイトな時間をやりくりして、スムーズにおもてなししてくださって、水戸からこちらに来ていた吉山さんも一緒に、お話する時間もとってくださって、ギュッと明るく楽しい時間でした。またもや迎えてくれる人の大きな器に甘えてしまう。

For us who has lower self-esteem2020.09.06

I’d been suffering from low self-esteem, self-deprecation, and the imposter syndrome for a while. It seems to be going away now. I love this feeling.

去年、ベトナムのチョコレート会社MAROUの和訳をさせてもらったのですが、今日、依頼してくださったサイミさんとやっとゆっくり会えました。2月のactの展示にも来てくださって、またゆっくり〜!と言うていたらコロナのこともあって今に。

何年か前にALNLM(アルニラム、いつも読めない)で月森文さんと紙事さんの展示を見に行ったときに、月森さんの言葉が英語になっていて、その時に「この人に訳してもらってて」と教えてもらったのがサイミさん。モロッコにいるときの写真をみて、かっこいーなーと言う印象でした。

文さんがわたしのことを話してくださって、サイミさんから翻訳の依頼が来るとは。しかも依頼が来たときは「サイミさん」ではなく本名だったので全然知らないままやりとりをしていたのですが。

具体的に何かあったというわけではないものの、ここのところ自分の力不足を感じていたのとやる気のなさが相まって、詐欺師症候群真っ只中にいたのですが、今日サイミさんと会ってちょっと抜け出した感じで、非常にありがたい。

She’s such an interesting person, who went to a high school in Australia (to be an international dancer! きっかけがブリトニーというのも「ああ…!」となる), went to New York to learn dancing, lived a year in Berline, was a backpack traveler… She has a lot more experience abroad with many interesting stories, but I found myself not being intimidated, just purely amazed. Maybe because I felt she respected me equally, being interested in my stories.

サイミさんの旅の話を聞いたり、自分の旅の話をしたりする中で、なにか前向きな、ワクワクする気持ちが出てきて幸せでした。 彼女の「身軽な」感じ、自分のそれを思い出させてくれてよかった。ふとしたことでまた消えてしまいそうなこの気持ち、絶やさないようにしたいです。。ええ、そのためにも私は日立に行かねばならぬですよ(天気予報とにらめっこしている。海辺の街だから晴れた日に行きたいんだよ…)。

Also, my mental attitude towards work has become clear again: I might not be the best, but I’ll do my best for you because I like you and I respect you.  I don’t know if this is right, but at least feels right to me.

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ある日の空。どんどん動いていく様とか、多層な立体感とか。