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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

202312312023.12.31

あれもこれも今年だったなと、思い返せば盛り沢山な1年でした。

12月後半は、今年ほぼ静かだった翻訳のお仕事が立て込んだのもあって、目の前のこととnoteの記事を公開するのが精一杯でした(書き溜めていた記事も少なくなってきた。困ったな〜)。

あれもこれも記録してシェアするのも楽しいけど、どんどん流れていく日々のなかで、載せきれないぐらい毎日きらきらと溢れているなあと、流れてこないみんなの日常にも思いを馳せることができました。映画「アフター・ヤン」でみた、天の川みたいな記憶の宇宙を思い出したり。なんらかの形で日々のあれやこれやを残したいは思うものの、残すことに気を取られすぎずに目の前の世界をじっくり味わう方法を…。。

今年も折に触れて「当たり前の日々」のすごさ・儚さを確認させてもらいました。人生は短いようで長いし、長いようで短い。気づきも多かった年。一瞬一瞬噛み締めつつ、でも軽やかに来年も参りたいと思います。
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ここ何年もスケジュール帳はノートに日付を手書き。年末の写経モーメントです。2022年末に行った和井内さんの展示でゲットした「IN-N-OUT」のサイン。この時に持っていた想いが形を成した1年でもありました。もう10年以上前になるかもしれない、羅久井ハナさんに作ってもらった名前のハンコ。あんまり捺す機会がなかったのだけど、改めてかわいいなと思ったので、使っていきたい2024。

(おまけ)最近Netflixで見て良かった記録
・「終わらない週末(Leave the World Behind)」
Mr. RobotやHomecomingの監督が制作していて、独特の終末/ディストピア感。何かが起こっているけど何が起こっているかわからない怖さ。こんなふうに人をパニックに陥れたり、国を崩壊させたりすることができるのか、気をつけよう…と思うけど、世間が流されていく中で心を鎮めて安心の中にいられるのか自信はないです。。

・「マエストロ」
期待を背負った優等生感があったので、どうかな〜と思っていたけど、見始めたら見続けてしまったので、それが全て。レオナルド・バーンスタインという優れた音楽家を描いているものの、万人に通ずる響き方をするのではと思いました。愛とは。

・「リッキー・ジャーヴェイスのこれじゃ世も末(Armageddon)」
差別とコメディのギリギリのところ。「これに目くじら立てるのにこれはええんかい」という矛盾もついてくるし、「人間ってね!」という視点で見られます。なんだかんだで今年一番笑かされたコメディーショーな気がします。そんなこと言うたらあかん、と笑ってしまう、の境目を感じさせられました。コメディの存在意義。

・「トレバー・ノアのどこまで話したっけ?(Where was I?)」
国境や人種やジェンダーというボーダーを超えて、あっちの真面目やプライドはこっちから見たら可笑しい、を見せてくれたような。どこか優しさがある感じがするのも彼のコメディかな。笑かせながら「これって変よね?」に気づかせてくれる。

・「デイビッド・ブレント ライフ・オン・ザ・ロード」
イギリス版の「The Office」はほぼ見てないのだけど、リッキー・ジャーヴェイスのコメディが良かった流れで。痛々しさ山盛りの中にある優しさが温かい…デイビッドみたいな人ってほんま見ててつらい〜〜ってなるけど、彼にも周りの人にも見習いたいところが出てくるのよね。みんなあかんところもいっぱいあって、許しあいながら生きていけると良い。