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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

One of the future possibilities – 22018.11.27

わたしに何ができるかな〜、何がしたいかな〜と、これからの展望、について考えています。

大きく動くのは難しい(苦手)なので、周りのひとで、SpringfieldやEugeneに興味がある人がいたら手助けをする、というところからでしょうか。その人が何に興味があるか、どんなことがしたいかで提案できることも少しずつ違う気がするし、パッケージを作って見せるのはどうも苦手だし…Springfieldにしても、高田(や奈良、日本)のことについても両方知って、双方に伝えていけるといいなあ〜

昨日は、車で1時間ほどのFlorenceという港町あたりへ。
お昼を食べるのに入ったお店「Trump臭がする!寒いからとりあえず入りたかったんや…」とNancieが言うて後悔をにじませながらピリピリするし、最初は客が私たちしかいなくてがらんとしていたので、料理もマっズイのがでるんじゃ(わたしはそこが一番不安)…と不安になったけど、対応してくれたスタッフの女の子は「つくり愛想」じゃなくて「いい子」って感じだったし、料理もおいしかったし、ちょっとしたらどんどん人も入って賑やかになったので安心…。
それでもNancieは「スタッフの子はいい子だけど、客も店もTrump支持者っぽい!何かキタナイし!」と言うていて(お店には消防署をテーマにしていて各地のロゴやらが壁いっぱいにあるのですが、消防や警察といったfirst responderをテーマにしてるのも、権力支持=Trump支持という印象みたい。わからなくはないけど。)、両者の間の壁の厚さを感じました…

帰り道、Markが小さい時に寄ってたという「Gingerbread Village」というお店に寄る。途中、別のお店になっていたみたいだけど、最近また復活した模様。お店の雰囲気もわたしが「たまらん」ってなる「古いファミレス感」だし、名物のgingerbreadがおいしかった〜〜。今年71歳のMarkが子どもの頃行ってたお店や食べてたものを、その思い出を聞きながら食べるのが一番好きやね、やっぱり。
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菜食の方がいいとか、オーガニックがいいとか、アートの好みとか、掃除や洗濯や生活の違いとか、自分の普段の「好み」や「信条」にあてはまるものばかりではなくても、その辺を傍にやってると、「意外といいな」と思うことも見えてくるので、その辺の「雑さ」は残しておきたいな〜と思います。(ただただそれを貫くのが面倒なのもあるけど)

もちろん、人道的に反する政策や出来事は許されるものではないし、人間の勝手な発展のために自然が破壊されるのは避けていきたいけど、出自や思想が壁になることもあるので、何も知らず気にせずオープンでもありたいですねえ。

間を取り持つのも、「アメリカと日本」とか「Springfieldと大和高田」とか思ったりもするけど、ただただおおらかに人と人や人と土地がforeignやallienでなくなる一助になれば一番だな〜

One of the future possibilities2018.11.25

私が今滞在するSpringfieldは、数年前までメインストリートにはストリップクラブが並ぶ荒んだ街だったらしい。隣町Eugeneからは「あぶないから川向こうには行くな」と言われるぐらいのイメージがあったとか。今はそんなの俄かには信じがたいんだけど、確かに来るたびにお店が増えてたり、Eugeneとの行き来などハード面でも毎回新しいところがあるのです。

そして、私がお世話になっているNancieとMarkの家も買った当初(5年ほど前)は廃墟だったそう。私が初めて来た時にはもう快適に滞在できるぐらい改装されてたけど、彼らを紹介してくれたいこさんはその状態も見ていて、話には聞いていました。今も離れなど改装は続いていて、その「過程」を日々見ていると「進み続けること」の大変さと大切さを身を以て感じます。ただ単に物理的に改装する以外にも、一緒に進める人との人間関係も大波小波乗り越えてきたのも聞いて、感嘆のため息しか出ない。

町としても、個人としても、同じですねえ。わたしはわりと「やる前にあきらめる」性質があってだめだあ、と思ったりするけど、いま周りにいる素晴らしいひとたちを見ると「ああ、やりたいことで、できそうなことをやってきたのか」と、思わせてもらえるし、そっちサイドで思っていきたいな…

Naniceとしては、今後このSpringfieldに外から人を呼びたいらしくて、わたしもここはとても好きだから、ぜひ力になりたいなと思うのです。街として再生してきた点も、見たいという人がいたら連れて来たい。で、わたしの「しごと」になればもっとよい。
具体的に言えば、周りの人で単に旅行でも、作家さんの滞在制作でも、街として視察に来たい人でも(可能なら地元の大和高田と姉妹都市にしたいけど)したい人がいたら紹介・アテンドしたいな、というところ。

まあ、土壌や文化が違うので、街の再生としてそのまま真似をしてもだめだと思うし、芸術としても、互いにどれだけ受け入れられるのかなというところは謎。わたし個人の趣味もあるけど、こちらで受け入れられている作品はより何か「主張のあるもの」なきがする。あとはなんとなく「土産物屋で売ってそう」な感というか(失礼)…もちろん全てがそうではないし(マーケットでも気になる作品はあった)、わたしもあまり探そうとしてないのですが。やっぱり個人的な趣味かな、日本でもこういうの好きな人もいるよな〜と思うし。

どういう形でできるかわからないけど、繋がるものは繋がるし、繋がらないものは繋がらないと思うので、いままでどおり、できそうなことから進めてみましょうねえ。

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Springfield, OR – Week 1.52018.11.20

I feel like I keep saying the same thing, but after all, it’s an accumulation of each day, each conversation and each step I took.

“cider” がアルコール飲料だったことをすっかり忘れて頼んだ時に「まあいいか」とやり過ごしてもいいし、「すんません、これアルコールですよね…ちょっと分かってなくて〜」と言ってもいい。今日の私は後者で、まあ私の風貌と英語の中途半端さおかげか「あら〜、じゃあ返金するわ〜」と言うてもらえたり。

一番感じるのは、「ハッキリおおきなこえで」が大事ということ。
なにそれ、と思われるかもしれないけど、これだけで打率が数割あがるのです。

あとは、うまく伝わらなかった時の相手の困惑顔にめげないこと。
今日(また)Smith Family Bookstoreに行ってお店の人と話して、困惑顔って「ちゃんと聞いてくれている証拠」だと改めて感じたのですよね。
「短いエッセイが好きだったら何がおすすめですかね…」とわりと途方もない質問をなげかけるなど。案の定「う〜〜ん」とならせてしまったので「また来ます、そのときにまた!」と言うて帰って来ました。まあ答えは得られなくても良くて、また行く理由を作った感。
Lydia Davisの欲しかった短編集も古本でゲットできて嬉しい。

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去年10月に滞在した時に、フットボールの試合観戦に1泊だけユタ州から来た若いカップルがいました。私が泊まっていたNancieたちの家とは違う物件に泊まったけど、翌朝出発する時にわざわざ挨拶しに来られたのでした。私もその時その場にいて、そういう時さらりと挨拶するだけの人もいれば「聞く」姿勢の人もいて、SpencerとAshleyのカップルは後者でした。私も彼らも「またここに来たい」という話で「じゃあまた来年やね 笑」と言ってたけど、今年私は11月だしあまり期待していませんでした。が、今回はなんと11/17 オレゴン大学VSアリゾナ州立大学の試合のタイミングで泊まりに(こんかいは同じお家)!
わたし、彼らの名前は覚えてなかったけど、チェックインのときに気こえてきたMarkとの会話から「もしや…」と思って、彼らが出かけた後に聞いてみたらやっぱり!「うおお!」となる。
翌日朝、チェックアウトのときに「覚えてないかもですが…」と切り出したけど覚えてくれてた!「We’re on the same schedule!」というSpencerのセリフがもうその日のキーフレーズです。ひとしきりNancieたちと話したり、仔犬たちと戯れたりして、なんというかちゃんとコミュニケーションをとっていかれるあたりが「善い人」感ガンガン出ている(身なりとか目の澄み具合からもガンガン出てる)。別れ際に二人ともハグまでしてくれて、「ユタ州来たら言ってよ」「日本来たらぜひね」と言い合う。連絡先を交換し合うまで踏み込まないのですが、わたしの中で「これは本気でいきたいぞ」と思い始める。もちろん、泊めてもらおうだなんて思わないけど「彼らに会う」というミッションがあるだけで動機は十分なのです。それをきっかけに未開の地「ユタ州」に行けるのですから。
まあ、結局今の時点では連絡の取りようがないし、彼らがどこまで本気で言ってくれてるかもわからないけど、Nancieたちにちょっと話してみたりはしていて(NancieはAirbnb上でコンタクトが取れる)、もう少し方法を探ってみます。彼らが日本に来るのが何十年先でもいいので、来たら言ってほしい。

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隣の部屋には、今週(11/19)からこの辺りで働き始めて家を探し中のMelanieがしばらく泊まっている。ルイジアナ州生まれで長らくアリゾナ州フェニックスで法律関係の仕事をしていたそうで(なんとなく南の方のイントネーションを感じる)、もう孫もいるらしいけど全然見えない…オープンで人当たりが良くて、家の中で出会うと少しおしゃべりしてくれたり。

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もちろんNancieやMarkとの会話も含め、こんな感じで小さく一喜一憂、刻んでゆこうと自分と確認し合う日々。

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わたしが到着した時に滞在していたTonyが教えてくれたNoisette Cafe。良い!

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妹がまた家を出て行くよう。わたしが戻ってきてプライバシー不足に陥ったのかな、わたしが実家改革に鼻息荒くしすぎたのかな、とか思うとちょっと寂しいけど(何より連絡が帰ってこないのが悲しい…)、わたしも散々好きに動いてきたのだから好きに動いてくれ、とも思います。

Springfield, OR : Week 12018.11.17

Third time yet or already? It feels strange when I think about me visiting here ever year these tree yeas, and I feel I’m still a stranger when I’m at a local cafe watching people who seem to often see each other (it’s a great thing, thougj), but I’m so grateful and happy that I can meet the same people and vist same place, or see how the town has changed with my eyes.

もう3回なのかまだ3回なのか、3年連続でこの場所に滞在していることをよくよく考えると不思議な気持ちになるし、数ブロック先のカフェで地元の人たちが待ち合わせするでもなく偶然居合わせているのを見ていると、やっぱりここの人ではない感覚なのだけど(しかしとってもいいなあと思う)、同じ人に会って、同じ場所を訪れたり変化を実際に見られるのはうれしいし、ありがたい。

English-wise, when I feel I can’t communicate well, lack of vocabulary might be one of the resons, but thinking too much or being too shy (or too tired) makes up more of it. That being said, practicing in my head beforehand and trying will help more than just trying without thinking anything. I guess.

英語、もちろん、ああ語彙力や表現力が足らんなあと思うこともあるけど、考えすぎたり恥ずかしがりすぎたり(疲れすぎたり)という方が占める割合としては大きいと思う。とはいえ、行き当たりばったりよりやっぱりちょっと頭でリハーサルして挑んで、、の繰り返しが何より効いてくる。たぶん。

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First time in Berkeley, CA2018.11.12

毎日Instagramでその日のことはなんとなく挙げていたのでここには何も書いてないけど、4泊5日の初Berkeley(+ San Francisco & Oakland)でした。

小川さんや歩粉の仁美さんから聞いて行ってみたいな〜と決めた今回の plus one の旅先ですが、Su- 角谷さんがつないでくれた画家の麦さんとの出会いや、AirbnbのKarenさん、訪れてよかったお店たちや、バスの乗り方など知ったこと、キラキラしております。

外食は1食でずいぶんもってしまうのもあって、行けてないお店とか、日ごとに良さを感じてきたAlbany ~ El Cerritoエリアの散策をしに、また来たいな。
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宿から歩いて10分のお店が多い通り。分かりにくいけど結構お店が並んでます。飲食店はもちろん、本屋や映画館もある。

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家のすぐ裏がショッピングモールでBarnes&NobleやTrader Joe’sがあるというのは最高。都会の喧騒や混沌とした気を浄化できます… 郊外育ちのDNAなのか安心感がどっと出た。

今回、天気は良かったし昼間は寒くなかったけどwildfireの影響でずっと煙っていましたね。カリフォルニア州でもCal fireと呼ばれるぐらい多い。よく聞くな〜と思ってたけど宿のオーナーKarenさん曰くここ数年のことらしい。「New nomalにならないといいんだけど!」と言っていた。ほんとにねえ。

ロンドンであってもニューヨークであってもバークレーであっても、本屋・映画館・ダイナーやカフェを巡る日々になる。日本でやっていることと変わらなくて、でもその土地の雰囲気も感じられて、そんなふうに過ごすのがとても好きであります。

今回は特に煙ってたので、公園や海辺向きでなかったのもあるけど、観たかったスティーブ・カレルとティモシー・シャロメの「Beautiful Boy」がちょうどダウンタウンの映画館でやっていたので観ました(昼間の回は安めで9.5ドル)。ドラッグ依存症になってしまった息子とのことを書いた実話に基づく作品です。ものすごく物語に波があるわけじゃないけど、終始胸がぐっと、目頭にじわっと、あたたかくなったりサーっと引いたり、感情は割と波打ってました。ドラッグとは無縁の学生時代だったので、アメリカのこのドラッグとの近さは未だにどうなの、と思うんですけどね。深刻な問題になることもあるけど、お酒ぐらいカジュアルに笑いのネタになったりもするし。

あとは、街でお店の人やらにぐいぐい話しかけられないな〜…という感じの今回。日本でいるぐらいの、必要な会話だけで終わっちゃって「英語の練習」的にはどーなの、と思うんだけども、そこで「頑張る」のもどーなの、という気もするので(皆がぐいぐいいけるわけじゃないし、そうじゃない道も探したい)まあ、なるように。Karenさんみたいに相手が「話をしよう」という姿勢だと楽しく会話できたけど、それも話してみないと実感できないしねえ… そんなことも考えつつ、明日から再びのオレゴン州スプリングフィールド。

Just Like That2018.11.03

Yes, I’ve decided to going back to the house I grew up just like that.

ひと月前のわたしはまさか1ヶ月後に引っ越すだなんて思ってなかったとはいえ、1年ぐらい前から実家に戻る考えはうっすらありました。腰を落ち着けるなら奈良、というのは随分前から思っていたし(それがどのタイミングになるかはわからなかったけど)、なんせ「戻ろうかな」と思ってその方向にちょっと押してみたら進んだ、ということです。

8月に妹と母と会った時に、奈良の時間の流れに「あぁ」と思って、その中に自分の場所をつくることを考え始めて、物件を見つつ大阪の部屋を調えつつ。静かさと視界が開けていることが第一にあって、そんなことを考えながら実家に戻った時に「ここかな」と思った次第です。

ここ10年ほどは家族の間でも色々とあって、社会人になってからの紆余曲折もあって、とても実家に戻って住むことは考えられませんでした。仕事の方はありがたい導きとしか言えないぐらい、想像もしていなかったぐらい恵まれていて、家族方面との感情や関係も少しずつ大丈夫な気がしています。今ならわたしも含めて「不和」が少なく暮らせるのではないかと感じてきたのも理由だと思います。

大阪市内に住み始めたのは、動きやすさと、夜遅くなっても一緒に過ごしたい人たちが増えてきたことがきっかけで、おかげで今のわたしにつながってきました。一方でいわゆる「便利なところ」じゃないところに住む人たちや活動する人たちと会う機会が増えたり、やっぱり奈良に住む方が「中身と外見が一致する」感じはずっとあったり。大阪市内に比べたら不便にはなるのかもしれませんが、毎日大阪、というわけではなかったり、家でできる仕事もあったり、車を手段にすることで、より自由に、より広く動ける気がしています。。

父親と妹と祖父と。母親も一緒ではないけど近くに居るし、想像しているよりうまく暮らしていけたら!協力して家も調えていきたい…

明後日引っ越し、中三日でアメリカへ。
約1ヶ月後に帰国して、そのまま年末へなだれ込み。

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米dayさんでのレッスン前。ありがたい恵みの食べ物たち〜〜