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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

Where You Belong2021.02.24

belong という感覚。 最近見る作品でよく “This is where I belong(ここがわたしの居場所だ)”というようなセリフを耳にする(わたしの耳がキャッチする)。

月の始め〜半ばまで、家族の音が気になったりしてなにか落ち着かず、一人の場所をもつのがいいのか、いや、それは何か違う気がする、とかなり逡巡していました。なんだか今年は新しい場所に移る人が多いので、みんなが「居場所」を見つけているのに気持ちが急いたのかもしれません。

言葉にしてみたり、思いついた人に話してみたりして、整理している間に状況も気持ちも落ち着いてきて、わたしの居場所に戻ってきました。ええ、そしてbelongの感覚。居場所は一人ひとつではなくて、たくさんある。たくさんというか、これも瞬間の連続かもしれません。「家」にいていなくても、「ここに居るなあ」という気持ちに1日に何度もなったりする。『フランクおじさん』という映画の最後のシーン、主人公ベスのモノローグがぴったりきたので記しておきます。

“What I remember most about my Granddaddy Mac’s funeral is, just sitting around the backyard, after everybody else had left. And it was just us. The sun was starting to go down. There was a breeze. And I remember thinking, this is where I belong. Not like I belonged with my family. It was bigger than that. Like every single one of us belonged there, in that backyard, on that afternoon. And I realized in that moment, we were all exactly where we were supposed to be.”

「祖父の葬式で一番覚えているのは、裏庭で過ごした時間のこと。他の人たちが帰ったあと、私たちだけで。日が傾き始めていて、風が吹いていた。ここはわたしの居場所だ、と思ったのを覚えている。この家族が、ということではなくて、もっと大きな意味で。あの日の午後、あの裏庭は、私たち一人一人の居場所だった。それで分かったのだ、私たちはみんなちゃんといるべき場所にいると。」(和訳は字幕に基づいたわたしの創作なのであしからず)

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随分久しぶりに。関東へ引っ越すAさんに直に会えるラストチャンスだったので。この日はとってもあったかくて、何度もbelongの気持ちになったなあ。