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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

what to take, what to dump2017.06.14

SNS経由で知って、広がることもあるのですが、distractされて「腰を落ち着けて読もう・書こう・考えよう」としていたことが流されています。discipline myselfです。知ってもらうことも大事だし、良いことはshareして気持ちをつなげることも大事だし、届かない距離の人と・SNSがなければなかった未来とつながってきた事実もあるので、切り捨てればいいというものでもないと思うのですが、もう少し<必要な時に調べる>ために絞ってもよいのかもしれません。悶々

Exit through the Gift Shopを見て、何でしょう…勢いと乱暴さと直感とメディアで<よくわからないもの>にものすごい値段がつけられて、「成功」するのをみて何とも言えない気持ちになりました。好きなこと・やらずには居れないことをして、誰かがそれにお金を払いたいとなって、それで生きていけるのは幸せなことだと思うのですが、あのMr. Brainwashの成功(?)には何かが欠けている気がしてなりませんでした。

続いてみたSaving Banksyも「公に多くの人にアートに触れてもらう」ために<莫大な費用を支払う>コレクターと<お金を稼ぐ>コレクター、両方を見て、やっぱり前者が良いように思いました。前者の方が時間がかかるのだけど、全体として良い方向に動くような気がします。この「時間がかかる」という部分が今の世の中の流れとぶつかるので難しいのかな、、。

最後に、高齢になってから「発見」されたカルメン・ヘレラさんのドキュメンタリー「100歳の現役アーティスト」。諦める・諦めない、というか、好きで続けている・やめられないの延長線に何かがあるように思いました。カルメンさんのつくるものは「わかりやすい」ものではないけど、響く気がしたし、それは何十年もの積み重ね・鍛錬(というと響きが険しいけど)の結果なんだろうな。自分の中にimpulseを感じて、それに呼応して動く、ちいさな連続。できる限り、できる形で続けること。それが「美しさ」につながっていくのかなという気がしました。それが皆にとって「善い」方向につながれば最高なんですがね。

わたしも自分の好奇心を追うことが、皆の幸せにつながればいいな、というと「大きく出すぎた感」がありますね…レッスンでも翻訳でも「好きでやってきたこと」が「ありがとう」「うれしい」「たのしい」につながったときはやっぱり幸せです。

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-I’m going to be a hundred, you know.
–I know, I know.
-And I’m going to make it!
–Of course you are!
(「100歳の現役アーティスト」より)

こんな会話から、英語の表現も「そっかー」と知るのがたのしいと思うんだけど