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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

We are Losers and always will be2020.08.17

映画 “It – Chapter one -” からの引用です。
こういうの、英語っぽいなあと思って聞いていました。
「現在」と「未来」、「過去」と「現在」をこうやって並べてね。
“losers”への思い入れ、懐古的気持ちはわかりつつも、引用符付きでも固有名詞的でもあんまり好ましくないかな…そこは要点じゃないのですが。

あと、”It  – Chapter two-” の最後で、男友達同士で”I love you, man” と電話越しに言うんだけど、そして字幕は「愛してるぜ」となってるんだけど、難しいよね I love you。
友人同士でも気軽に言える人といえない人がいる(性格)ので、それによっても重みが違うし、そもそも日本語では言わないから日常文をあてられないし(あ、友達同士で「好きやで」って言うてる人いた気も…!わたしはそれをはたで聞いて「え?仲良し…!?」となったわけですが)、もうこれは英語作品でのみ機能する日本語…日本語ではあるけど我々は言わないね、という不思議な言葉じゃない?
恋愛でも家族愛でも日本語だともやっとする…
「愛してる」の気持ちよりI love youの気持ちの方がわかる気がしませんか。
I love you に「月がきれいですね」をあてたのは夏目漱石だったか。

2つの言語は、その単語や表現で二つの円が重なってる様子が浮かぶ。
翻訳はできるだけ重なるように持っていきたいのだけど、学習する身としては、無理に重ねるより重ならない部分も丸ごと楽しむ気持ちです。

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映画自体は「絶対夜に思い出して怖いやつだ」と思って避けていたのですが、そういうのじゃなかった。確かに「うわあああ」となるところはあるけど、「スタンド・バイ・ミー」とか(同じ原作者じゃないか)「グーニーズ」とかそういう感じ…?ああ、アメリカ郊外の少年少女の夏の冒険だ…(キラキラ)と割と好きな気持ちで見られました。Chapter two に関しては何か結構笑ってしまった。キャストも良い。

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今日は、里帰りしているMちゃんと会いました。
社会人になってからも、彼女が結婚・出産をしても年に数回会っていて、
つかず離れず20年ちかく見てくれている人がいるのは、地に足がついていいです。