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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

Hello Hitachi, Ibaraki2020.09.20

日立。O’keffeeさんと三春さんのあるところ。東京からさらに向こう…遠いな…と思っていましたが、この夏、山の方や川の方へ行って、ただただ眺める心地よさから、日立に行って海のそばで…いうイメージから固まっていきました。地図上で駅から海の近さをみて、O’keffee・三春とこの海だけで十分では…!という気持ちで。いくつか候補日があったので「なんとか晴れの日に!」とギリギリまで粘る。

(どの道東京で乗り換えるなら、2月に東京に行った時に気になっていた「ピーター・ドイグ展」も行けるじゃないかと立ち寄りました。あのぼんやりキラキラ眺められる感じは、とっても良い。作家さん本人も楽しそうな気がしました。東京なんてしばらく行けないなあと思っていたのに、なんのこっちゃない)

さて期待は裏切られず、着いた瞬間に日立駅から広がる海!
ちょっと想定外だったのは、なかなか見ることのない広い水平線に興奮しすぎて、気持ちがぼんやり凪ぐのに時間がかかること… これがアメリカの方まで広がっておるんやなあ、とか、ただただ「海」という存在に圧倒されてしまいました。畏れと安心がすごく身近にあって。一番思ったのは、これが日々見えるところで生活したり、育ってきたりしたら何かが全然ちがうのでは、ということ。時々遊びに行く海じゃなくて、毎日そばにある海。

念願のオキーフさんも、外から見る佇まいからもうかっこいい…内装も白くてスッキリした中に作品やいい本がたくさんあって幸福の空間でした。井上さんとも久々に、奥さんとは初めてお会いできて、お話できたのも大変うれしい。落ち着きなかっただろうな、わたし…。

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あふれ出るフォンダンショコラ。飲み物のようにあっという間になくなったので、大好きなキャロットケーキも食べる(食い意地)

海辺への道を教えてもらって、ぶらぶら。この日は割と風が強く、波もザンザカ言っていました。荒涼とした気分…そのまま街側へ。特に目当てがあったわけではないので、適当に歩いて、街の作りを観察する。やっぱりまたどの街とも違う感じがする。日立から何処かへ帰宅する人も結構いたな〜。

この日は結局ケーキでお腹いっぱいだったので(照)、もしお腹空いたら…ぐらいで野菜スティックやらおにぎりやらを買って帰りました。最近旅に出てても、夕飯を外で食べることは少ない。昼間もりもり活動して、食べたいものを買って宿でゆっくり過ごすのが好きです。

井上夫妻に「ほんとに何もないから…」と言われつつ頂いたお店マップ。眺めてると気になる和菓子屋さんがちらほら、お土産になりそうなお菓子も見つけたので翌朝のお楽しみに。

天気予報では、曇りや雨の予報だったので、朝日は期待していなかったけど、目が覚めてみると(もう少し寝るつもりが5時台に)結構晴れていました。適当に身支度して朝の海を見に行く。駅の売店に茨城土産が結構あって小躍り。
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もう少し早かったら日の出が見られたなあ〜

昨日買ったものを軽く食べて、翻訳のお仕事。電車での移動中にもう少しするつもりが、酔いそうになったので致し方なくだったのですが、なんだかこれが良かった。きりの良いところまで集中して、お店が開きだす頃に小一時間ほど街中散歩。チェックアウトが11時だったおかげでもあります。こんなふうに仕事しつつ、知らない街をブラブラするのいいなあ…と実感。駅前にプラネタリウムがあったり。大通り・商店街・住宅街、道の幅とか緑の量とか徒歩圏内で行ける感覚とか、歩きながら感じるのが楽しい。「絶対訪れる場所」は1つ2つの目的地が良さそうです。

チェックアウト後、駅周辺でお土産(というか自分が食べてみたい気になるもの)を買って、三春さんへ。ランチ〜デザート〜お見送りまで、えりこさんがタイトな時間をやりくりして、スムーズにおもてなししてくださって、水戸からこちらに来ていた吉山さんも一緒に、お話する時間もとってくださって、ギュッと明るく楽しい時間でした。またもや迎えてくれる人の大きな器に甘えてしまう。