A day in Caldas da Rainha2024.09.13
調子に乗って買った塩やら石鹸がずっしり重いリュックを背負って、ショッピングモールを出たところでNancie、Mei、Alexandraとばったり出くわす。これからSteveのオフィスに行くけど一緒に来たかったら行こうと言われるけど、今日は完全に一人モードなので大してプランもないけど(というかぶらぶらぼんやりするのがプラン)断る。彼女たちといるのもとっても楽しいけど、今日は何せ一人がいいのだ。ふわっと「非ソーシャルだな〜」とか「こういうコネクションが人生を広げるのでは」とかどこかから声がする。こういう声というかsecond thoughtにぐるぐるならないように早めに切り上げる。
お昼は昨日行ったcafe citrusでサラダ食べるかな、と向かう。「昨日も来た人だ」って思われるかしら。でも今日はあの二階席でゆっくりするのだ。レジのところで「ここでオーダーしてもいいですか?」と聞くと「席で待ってもらった方が助かります」とのことだったので、「じゃあ2階にいます」と言うと「今日は2階閉めてて…」と。がーん。「店内だったらそこが…」と空いてる席を教えてもらうも、むん〜と反射的に「ちょっとまた後で戻ってこようかな」と言って店を出る。
さあどうする。ぐるっとその辺りを回ってみる。や、やっぱり1階でいいからさっきの店にするか。と戻るともう満席。お腹すいた。荷物重い。ちょっととりあえず落ち着こう、とベンチに座る。サンドイッチ買って公園で食べる…?お昼食べて、今日はもう一つのお目当てのお店 local cafeで美味しいと聞いてるチーズケーキを食べるのだ。お昼すっ飛ばしてチーズケーキ食べる?いや、朝も甘いのとコーヒー食べただけやないか、何か塩気…野菜…う〜ん。と思いながらGoogle Mapsでlocal cafeの写真などを見ると、美味しそうなフムスと野菜がありそうではないか。よし。
店に突撃して開口一番 Hi と言ってしまう。お店の方も英語には慣れている様子。英語のメニューありますか…ともう完全にサレンダーである。なんとか頑張ってポルトガル語を…みたいな気概が今回本当にない。申し訳ないと思いつつも、分からないから仕方ない。そして英語わかってくれるから流れてしまう。いや、別に悪いことではないのかもしれないけど、なんかね、やっぱり英語が第一言語でない国で端から英語で堂々と行くのはどうなんだ、と思ってしまうんだよ。まあお姉さんはそんなこと全然気にしてないようだったけど。
お姉さんとってもフレンドリーでゆるむ。フムス発見。とりあえずそれと水を注文して(水は冷たいのがいいか、とまで聞いてくれた。じゃあ常温で…と)、「今日チーズケーキありますか?」と聞くと、あるけどまだ固まってないかも〜とのこと。どのみち食後のつもりなので、また後で大丈夫ですと伝える。
フムスと生野菜とピタと水。ああ、これが欲しかったんだよ〜とテラス席や外の様子が見渡せるカウンター席で満たされる。最高。むしろこっち来て良かった、とまで思う。
食べ終えた頃に、「どうですか〜」と皿を下げに来たお姉さんに「これが欲しかったんです」と伝える。チーズケーキはまだちょっと無理そうだけど、他にも焼き菓子あるから見てみる?と言われてひとまず見に行く。や〜でもどうしてもチーズケーキなんだよ〜と「友達からここのチーズケーキ美味しいって聞いて、、。また後で戻ってこようかな?」と言うと「もっかい聞いてみるわね」とキッチンへ向かうお姉さん。そして両手thumbs upで戻ってくる。わ〜い!嬉しい。
ラズベリーソースの上に置かれたチーズケーキはしっとり美味しかったのはもちろん、一緒に頼んだコールドブリューのコーヒーがまた美味しかった。エチオピアかしら、、と思って後で聞いたらそうだったので小躍りする。豆も最後の一袋があったのだけど、300gで27€、ちょっと瞬発で買えなかったのでまあよしとする。後で、ああやっぱり買ってもよかったかな…とか思うけど、買ってもいいし買わなくてもいいのである。まあカナダ西海岸のロースタリーやったしね。
あそこで一旦ベンチに座って落ち着けてよかった。熟考も大事ではあるのだろうけど、わたしは逡巡癖があるので、おろろ、となった時に気分のコルクを下に引っ張る手に気づいて離していくの、うまくやってこ。と言う気持ち。
そしてこれを打ち始めたら、一時預かりしてる白猫のAngelちゃんが膝に乗ってきた。手に向かって頭突きしてくるので、最初はこのカタカタ音が気に障るのかしらと思ってたら、どうも逆で、カタカタを聞きながら顔だけlaptopに上げて目を閉じてほわ〜としてらっしゃる。写真撮りたいけど動けない。ちょっとそろそろ終わるんだけどカタカタ止めていいかしら…