おいおい、5月じゃないか。
4月後半も、いこさんとのお話会があったり、長野に行ったり、ハマノテでのESS4回目があったり、actでの展示@グランフロントがあったり、もちろんその間にそれぞれ濃ゆいプライベートのレッスンがあり、翻訳があり、新しい出会いやお仕事の依頼があり、毎日どこを切り取ってもおもしろいので全然切り取れません。収支は綱渡りだけど綱渡っているので、ありがたいしかない、そのまま行ってよし、のGoサインだと思っています。
どうしても直近のことになるけど(でも結局全部つながってるからいい)、翻訳担当として4年前から入れてもらっている_act_の展示がグランフロントのMUJIであって、そのとき印象に残ったのが「作品をどんな風にみてほしいとかありますか?」という問いに対して、浩伺さんが「しっかり見てほしいです!誰にでも「良い」と分かるものを描いてるから」というようなことを言っていて、それがかなり腑に落ちたのでした。誰もの絵がそうではなくて(私にとっては、というだけかもしれないけど)、たとえ具体的な何かが描かれていなくても、「はー!これは…」とか「うわー、良いです」と思うものがあるので。君の好みだろ、と言われてしまえばそうなのかもしれないけど、そういうものは対象を問わず、しっかり見る人を惹きつける力がある気がします。たぶん、自然界のものは圧倒的にその力をもっているけど、絵に限らず、そういうものを生みだして(再現して)感情を動かせる人をとても尊敬するのです。
「言葉」はそういう意味で必要なかったりするけど、「言葉の分野」でもそういうのを生みだせる人もいて、わたしは何となくそれを遠くに置かせてもらっている感じです。それは別にわたしが長けているのではなくて、他のことより積み重ねがあるから「それ」に近いだけ。あとは、そういうのを生みだせるひとを実務的にサポートする感じです、事務的なところで。
言葉を通して「おもしろさ」に触れるのと、実務的な意味での英語とがごっちゃになって難しいけど、そこをうまいことやっていけたらね(遠い目)。
そんなことを考えてたら、やっぱりタイミングで恋に落ちるか落ちてくれるかしないとパートナーも結婚も子どもも無理だな〜(ためいき)。ま、それでいいんじゃない?と思っている自分がいるから仕方ないです(ためいき)。
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そしてから5月に入った瞬間開放感が半端ないので怖い。
最近、神戸のお店で勤められてる方がメッセージでのレッスンを始めてくださったので、会ってみたいな〜とお店に伺ったら、前から知ってはいたものの、このところまた名前を聞いて気になっていたジューン・テイラーのジャム。ジャムの相場からは異次元にいるのだけど、ほんとにおいしい… summer lady peach + rose geranium と手書きのラベル、シーズナルフレーバー。
その日に観た「Call me by your name」、すごく感情移入するという感じではなくて「ひ〜」と思うセクシャルな描写もあるけど、画・色・音の美しさで観たあとの余韻がずっと続いています。英語・フランス語・イタリア語があっちゃこっちゃする会話もすっごくいい。エリオ家族の生活、全く同じようにできなくても心に留めておきたい。
最後に、今日行ったソール・ライターの展示の言葉から書き留めたもの:
“The cream does not always rise to the surface. The history of art is a history of great things neglected and ignored and bad and mediocre things being admired.”
“Being ignored is a great privilege.”
そのあと遠いけど来ちゃったSo-en local market