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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

Philomena (2013)2017.07.11

今日の映画。イギリスに行ってたころにちょうど公開されていたなあという思い出。
事実に基づいたストーリーはやっぱり重みが違う。
勝手に想像していたよりも、さらにドラマチックでじわり。
タイトルになっているPhilomenaという女性(Judi Dench)がジャーナリストのMartin(Steve Coogan)と、養子に出されてしまった息子を探すという話。
一個人の話から、大きな流れが見えてくるところに圧倒される。

今日は母親と会っていたのでなおさらじわりかな。

昨日突然「明日歯医者にいくのだけど」と母から連絡。
母親は気晴らしに大阪に来る理由づくりに、こちらで住んでいた時に通っていた歯医者に通っている。わたしは仕事としては朝にレッスンがあるだけだったのだけど、昼から自分の英会話を予約していて、遠方に帰る母にしては遅くなってしまうので、一旦「また今度」という話になった。

供え物の口合わせに辟易しつつも、行くつもりだった月末の四十九日に行けなくなったのと、何となくまた「これを逃して会えずじまいになる可能性だって」との思いが首をもたげたので、朝からバタバタとレッスンのキャンセルやら母への連絡やらをして、梅田でコーヒーでも、と会うことに。

お参りやら、供え物やらに関しては母娘で思いが同じで良かった。
まだ母親は58歳だけど、死んだ時の話も毎回軽くする。
「孫が期待薄で申し訳ない」「別に期待してない」というやりとりも折に触れてする。
時々、「こんな話して、私の方が先に死ぬ可能性だって」と思ったりして「なんてこった」と静かに思っている。だから(決して頻度は高くないけど)できるだけ、会える時に会う。

少しだけ英語に興味がある風だったので(娘に英語を、との思いは母親の興味からだと思う)、次回一緒に自分でやりやすそうなテキストを買いに行くことにする。それと「お金がないなら治療費出そうか」というぐらい娘の歯を気にしていたので、帰ってから延び延びになっていた歯医者の検診を予約。母親がひいきにしている歯医者は、電話口の人がとってもいい人だった。

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“That’s life. A beautiful struggle.”
昨日観たオバマ大統領の若き日を描いた”BARRY”から。
こういう表現を聞くと、英語きれいやな〜と思うのだけど
そうでもないのかな。