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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

Borders and Boundaries2020.03.22

今までは当たり前だと思われてきた色々な境界が、どんどん薄れている、not a big deal な感じがしてきてやいませんか。

わたしは一応シスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性別と性自認が一致している人のこと)ですが、世の中gender orientationもsexual orientationも二者択一じゃないんだなあと思うことが増え。いや、だからと言って自分はヘテロセクシュアルじゃないかもと疑えと言っているのではなくて、女性的な男性とか男性的な女性とかもたくさんいることですし、個々に女性性・男性性の割合が違うし、「どっち」とかいう概念がもうblurringだな…とふと思ったりします。

「家族」という概念もそう。K先生の「親子って何ですか?」の質問に対して息子さんのMちゃんが「赤ちゃんが生まれたら かわいいかわいい こっちこっちゆーたり 大切に育ててぇ 大きくなったら 面白いことを一緒に探す仲間」と言ったという話を聞いて、ああ、と思ったのです。長い時間を共に過ごしてきた・ゆくからもちろん特別なのですが、「家族」ってのはあってないようなものなのかもしれません。「仲間」というのは良いですね。そう思うと合点がいく、腑に落ちる気がします。

世の中そんなものとっくにビュンと過ぎ去って、わたしも色々と旧来的な線引きに縛られているのかー などと思うと、まだまだ自由になれそうです。

人からも他の生き物からも、たくさん赦されてここにいました。ありがてえや。
It might be nice to be aware sometimes that a lot of forgiveness and acceptance are letting me be here.

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岩瀬さんの「呼」に対する久美子さんの「応」
言葉以外で感覚に向けて形にできるの、ほんとに素晴らしいね。
棺は切なかったけど美しかったです。舟、お見送り。

「問いかけ」の大事さを、最近いろんな方面から感じることが多いので、そんなこともまた書けたらと思います。