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PINE TREE TRANSLATION

Diary

 

Back to Basics2020.07.26

ようこさんが日音色を再開するとのお知らせを聞いて、hocoの青じそチーズケーキも今週末までやし、とあわせて早速行くことに。「感染のリスク<気持ち」であります。

わたしがまだ最初の特許事務所で働いていたころ、何でどう見つけたか全く覚えてないけど、ようこさんのブログを見つけて、その写真と言葉がとてもいいなと思って、お昼休みの楽しみに読み始めたのが始まりです。

ちょうど谷六にあった日音色を閉められたすぐ後で、最初は日音色の人ということも(お店のことは何かで見て知っていたけど、行ったことなかった)、旦那さんがニシワキさんだということも知らず。

ニシワキさんのことも、まだいちお客さんだったころ、バイエルで本を読んで、好きやなあと思ったころでしょうか。心斎橋アセンスでの個展のチラシを手にとって、初めてお会いしたのでした(似すぎの似顔絵も描いてもらった)。妹と行ったなあ〜

わたしの記憶では。その翌年ぐらいに京都のprinzであったニシワキさんの個展でようこさんのお菓子とコラボすると知って、ようこさんへの手紙(出た!「好き」を伝えられずに居られない人)をニシワキさんに託すなどして思いを伝えたのでした…恥ずかし。

バイエルでのESSの話をしていたのもその前後だったような。梅田さんがニシワキさんに相談して(それも私がニシワキさん好き、というていたから)、「ESS = えいご・しゃべれ・そう」とイラストが生誕したわけです。イラストはもちろん、この言葉にたくさん助けられてきたし、芯となってくれていて、足向けて寝られへんとはこのことでして。

そして昨日、おべんとうとおやつの台所、新生「日音色」へ行くと、お店はもう近所の方たちの人気の的な雰囲気。ちょうどえゆうさん・和美さん夫妻も来てるから上がって、と言っていただいて。恐縮しまくっていたけどニシワキさんは変わらずゆるりとオープンで(いちいち話がおもしろい、見習いたい)。それぞれの娘ちゃんたちにもようこさんのお母さんにも会えて。ゆっくりしすぎてお菓子がほぼ売り切れてしまったのですが…
ようこさんのお弁当、きっとこれまで家族に作ってきたことや試行錯誤の結晶なんやろうな、それぞれのおかずがちゃんと「個」としてありつつ、分づき玄米も含めてスルスル食べてしまう。(凝っていても(凝っているから?)圧がすごくて食べたあとお腹が疲れるお店もあるので…)帰り道は「やっぱり遠いなあ」と思っていたけど、食べて「あーん、またいこ」と思ってしまうのでした。

で、何がBack to Basicsかというと、そんなことを思い出していたら「老若男女の英語のせんせ」になりたいんだった、と根っこの部分も思い出せて、ああ、となったんでした。英語を教えるにしろ、翻訳するにしろ、「英語の何かを知って欲しい!」とか「翻訳がしたい!」というのが真ん中じゃないんだ…と折に触れて思っていて、それは「人」で、まわりには「すごいな、大好きや」と思う人たちがいて、そういう人たちの役に立てたらということで、それもかしこまらず、聞いてもらえる存在になりたいと思ってたんでした。いまはありがたいことに、私自身も自分のペースを守りたいという気持ちも合わせて、それが仕事としても成り立っているけど、お金を稼ぐためという前にあるcoreをまた思い出せて、また心の中で深々と頭を下げるのでした。。
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この間、Ericに「日本語の「話変わるけど」のニュアンスが好き」と言われて「それby the wayと一緒やん?」と言うたのですが、by the wayは「もっとおもしろい話があるんやけど」的にマウンティングっぽい気持ちがあるらしく、「話変わるけど」の謙虚さとは違う、のと、「話」が主語になってるのがおもしろい、らしい。
確かに「話変わるけど」には「話変えて悪いけど」と言う気持ちはある。でも「ちょっと聞いて」ってマーカーでもある。主語の話に関しては、確かに形式上そうなってるけど、話し手の気持ちの上では主語は「自分」ですよね?って、ああ、それが「おもしろい」のか? There seems to be a unfillable gap between “by the way” and 話変わるけど. Well, that’s interesting.